三島市〜富士の麓 江戸時代からの宿場町

三島市とは

三島市は静岡県の東部、伊豆半島の付け根に位置する人口10.8万人の市で「せせらぎと緑と元気あふれる協働のまち」を掲げています。
東海道新幹線で東京まで最短44分のため、新幹線を利用すれば十分な通勤圏内にあります。

JR東海三島駅
三島駅 Photo AC

歴史上では、伊豆国の国府が置かれ、伊豆国一之宮の三嶋大社があります。
江戸時代には、東海道五十三次の宿場町”三島宿”が置かれ、箱根峠を前にした西側の宿場町として栄えました。一方で、箱根山麓に位置するため、平野部は少ないです。
市の東側は神奈川県足柄下郡箱根町と接していますが、買い物などでは、西側にあり、人口も18.8万人と三島市より多い沼津市に多数の店舗があります。
東海道新幹線開通当初は三島駅は設置されていませんでしたが、昭和44年に設置されました。現在では三島駅西側に、三島車両所(新幹線の車庫)があることもあり、三島始発・終着のこだま号東京行も設定されています。

三島市役所>
三島市観光WEB>

三島市でできる暮らし

三島市の概ね全エリアからは、富士山が望めます。
隣接する駿東郡清水町にある柿田川湧水群をはじめ、三島市街地周辺では、富士山・箱根山からの湧き水が豊富に湧き出るエリアで、キレイな水に触れる機会が多いエリアです。
また、国道1号線で箱根へ向かうか、中伊豆方面へ向かうと、多数の温泉があるため、日常的に日帰り温泉に行くこともできます。
三島市は海岸線には接していませんが、隣町の沼津は大きな漁港もあり、新鮮な魚介類が売られています。釣りやマリンスポーツをするにも、便利な土地です。

三島市の交通機関

三島市内にある三島駅には、JR東海の東海道線・東海道新幹線と、伊豆箱根鉄道の駿豆線(三島〜修善寺)が走っています。駿豆線は、三島駅-三島広小路駅-三島田町駅-三島二日町駅-大場駅までが三島市内に位置します。
その他、東名自動車道・新東名自動車道の沼津インターにも至近で、一般道も国道1号線が箱根峠から富士川方面に三島市街地を走っており、交通機関には恵まれたエリアです。

鉄道

東海道新幹線

東海道新幹線の三島駅は、全駅停車タイプのこだま号の他、一部駅に停車するひかり号の一部が日中に停車します。隣接して車両基地もあるため、三島始発の東京方面行きこだま号も運転されています。こだま号で東京駅まで50分程度、ひかり号で東京駅まで最短44分です。日中はこだま2本/1時間が停車しますが、通勤時間帯の7時台には東京方面行きは6本(うち3本が三島始発)も運転されています。

東海道線

東海道線は、1時間に3−4本程度の頻度で運行されています。ほとんどの列車は、JR東海とJR東日本の境界である熱海駅止まりですが、一部列車は上野東京ラインの東京駅・宇都宮駅・小金井駅などへ直通の列車もあります。東京方面へ直通する列車は、2階建グリーン車が連結されています。その他に、東京駅から三島を通って駿豆線修善寺駅に向かう特急踊り子号も運転されています。特急踊り子号を利用した場合は、東京駅まで1時間40分ほどかかるため、駿豆線から東京方面へ乗り換えなしで行きたい場合以外は、こだま号を利用する方が便利です。

伊豆箱根鉄道駿豆線

伊豆箱根鉄道駿豆線は、三島駅から伊豆半島の中伊豆、修善寺駅へと至る路線です。伊豆箱根鉄道は、小田原〜大雄山を走る大雄山線も運営しています。
駿豆線は毎時3−5本運転されていて、東京駅からの直通の特急踊り子号も走ります。かつては東海道線熱海・沼津・富士などへの直通運転を検討されていましたが、踊り子号以外の列車は、全列車各駅停車で三島〜修善寺(一部は区間運転)で運行されています。

伊豆箱根鉄道 >

高速バス

三島からは、東京方面へはバスタ新宿と渋谷マークシティへ。関西方面へは京都・大阪・USJへのバスが運行されています。(コロナ渦の影響により、一部減便・休止あり)

高速バス便名運行区間本数運賃運行会社
三島エクスプレス大平車庫・三島駅⇔バスタ新宿昼行7往復三島〜新宿間
片道2,100円
その他事前予約割あり
東海バス
みしまコロッケ号三島駅⇔渋谷マークシティ・バスタ新宿昼行6往復三島〜渋谷・新宿間
片道2,200円
その他往復特割あり
富士急シティバス,京王バス東
金太郎号小田原・御殿場・三島⇔京都・大阪・なんば夜行1往復三島〜大阪間
片道7,600円
近鉄バス・富士急湘南バス
ウィラー沼津・三島・静岡・浜松⇔京都・大阪・USJ夜行1往復三島〜大阪間
片道3,600円
WILLER EXPRESS/STAR EXPRESS

高速道路

三島市内には、沼津から修善寺に向かう伊豆縦貫道が通っていて、三島市内には三島萩IC、三島加茂IC、三島塚原IC、三島玉沢IC、大場・函南ICの5つのインターチェンジがあります。
東京方面と名古屋方面を結ぶ東名自動車道・新東名自動車道は、三島市内にインターチェンジはありませんが、東名の沼津インターは沼津市、新東名の長泉沼津インターは駿東郡長泉町にあります。新東名の長泉沼津インター〜東京インターまでは、101kmで1時間10分程度の距離です。

三島市から東京方面へ通勤シュミレーション

三島市から東京方面へ通勤するには、列車利用なら東海道新幹線、東海道線、または高速バス、自家用車の利用になります。
現実的には、東海道新幹線のひかり・こだま号で三島〜東京間が43−50分程度なので、新幹線通勤になります。
朝の東京方面行きは、7時代では概ね10分おきで、半数ほどが三島駅発です。東海道新幹線はこだまも含め全列車16両編成のため、三島発の列車は自由席でもほぼ必ず座ることができます。

朝の通勤(品川・東京駅9時頃着)

こだま
816
こだま
818
こだま
820
始発静岡
7:38
三島07:4607:5908:09
新横浜08:2308:3508:44
品川08:3408:4608:55
東京08:4208:5409:03
土休日運休土休日運休

終電

最終の東京発こだま号は、22:48東京発で、首都圏のほか路線に比べて早めですが、東京から100km超の遠距離通勤と考えると、十分遅い時間帯かもしれません。

列車名こだま
811
こだま
813
こだま
815
東京21:4522:1222:48
品川21:5222:1822:55
新横浜22:0322:3023:07
三島22:3523:0223:39
終着浜松
23:25
静岡
23:22

定期代

三島-東京 東海道新幹線経由
通勤定期代 1か月93,930円3か月267,690円 (FREX)
通学定期代(大学) 1か月65,890円3か月187,830円 (FREXパル)
通学定期代(高校) 1か月65,890円3か月187,830円 (FREXパル)