つくば〜知的な学術都市

つくば市とは

つくばは、関東平野の筑波台地と呼ばれる給料地帯で農業が盛んな地域でした。
そこに1963年に国が研究学園都市を筑波に建設することを決定し、1973年に筑波大学が開学しました。その後1985年には国際科学技術博覧会、通称つくば万博が開かれ、日本中に”つくば”の名称が有名になりました。
つくば市は、1987年に、筑波郡の谷田部町・大穂町・豊里町と新治郡の桜村が合併してできました。(その後、筑波郡筑波町・稲敷郡茎崎町を編入)
2005年にはつくばエクスプレスが開業し、つくば市から東京都心方面へのアクセスが飛躍的に便利になりました。

つくばで実現する暮らし

山のある暮らし

つくば市北部には、標高877mで「西に富士、東に筑波」とも称されている筑波山があります。筑波山へは、ケーブルカー・ロープウェイを使って登ることもできますが、歩いても90分程度のハイキングで登頂することができます。

筑波山ケーブルカー・ロープウェイ>

Photo-acより 筑波山

つくば市移住施策

つくば市では、東京圏で仕事をしている方を対象に、市内に引っ越し、茨城県内に転職もしくは起業した場合の補助金制度があります。

市内への移住・定住の促進と市内中小企業等における人手不足解消を目指して、「つくば市わくわく茨城生活実現事業」を実施しています。
この事業では、東京23区に在住または、東京圏在住で23区に通勤する方が、つくば市に移住し、都道府県が移住支援金の対象とする就業先としてマッチングサイトに掲載している求人に就職した場合、もしくは、県内で起業し、茨城県が実施する「地域課題解決型起業支援補助金」の交付決定を受けた場合に、世帯100万円、単身60万円の移住支援金を支給します。

つくば市わくわく茨城生活実現事業における移住支援金

つくば市わくわく茨城生活実現事業における移住支援金 >

つくば市への移住体験談は、市役所のTSUKUBA LIFE 「これが、私のつくばライフ」にも掲載されています。

交通機関

鉄道

Photo-ac つくばエクスプレス

つくば市内には、首都圏新都市鉄道「つくばエクスプレス」が現在市内を走る唯一の鉄道路線として走っています。つくばエクスプレスは、構想当初は「常磐新線」と呼ばれていましたが、2005年開業時からはつくばエクスプレス、通称TXと呼ばれています。
つくばエクスプレスは、秋葉原〜つくば間58.3kmを、最高速度130km/hで運行しており、快速列車では最速45分で運転しています。
路線は、地下と高架部分がほとんどで、全線で踏切はない構造となっています。
つくば発着の列車は、概ね1時間あたり6本程度運行されており、うち秋葉原までを最速で結ぶ快速列車は、日中で2本/時運転されています。
なお、快速列車も運賃のみで乗車可能です。

つくばエクスプレスとは別に、以前は筑波鉄道筑波線が土浦からつくば市を通って現桜川市の岩瀬までを結んでいましたが、1987年に廃止されました。

道路

都心方面に向かうには、常磐自動車道の谷田部インター・桜土浦インターがつくば市内にあるほか、東北道・関越道・中央道・東名高速等を結ぶ首都圏中央連絡自動車道(通称圏央道)のつくば中央インター・つくば牛久インターも市内にあります。
つくば市内では、つくばエクスプレスの各駅周辺は自動車なしの生活をすることも可能ですが、買い物やお出かけの際は、郊外型店舗も多く、クルマがあると便利なエリアです。

高速バス

つくば市内から東京方面へは、関東鉄道・JRバス関東バスにより、高速バス『つくば号』筑波大学~つくばセンター~東京駅線が運行されています。つくばエクスプレスが開通後の現在も、所要時間はつくばエクスプレスに敵わないものの、筑波大学を発着し、市内各所を停車するため、エリアによっては高速バスが便利です。2020年11月現在、コロナ渦により減便されているものの、筑波大学4:45発から概ね30分〜1時間おきに多数の便が運行されています。運賃は現金の場合つくば市内〜東京で大人1,200円(小人600円)、ICカード利用の場合は、2021/3までのキャンペーン運賃820円となっています。

途中の停車駅は、つくば市内は、下広岡・並木大橋・並木二丁目・並木一丁目・千現一丁目・竹園二丁目・つくばセンタ・筑波大学病院・大学会館・筑波大学。東京行きは浅草駅・上野駅に停車します。

つくば市から東京方面へ通勤シュミレーション

つくば市から東京方面へ通勤するには、つくばエクスプレス(TX)がもっとも便利です。高速バスも利用することができますが、朝の都心方面の渋滞や所要時間を考慮すると、つくばエクスプレスが便利です。
全列車6両編成と短いですが、始発のつくば駅で乗車する場合は、座って通勤することが可能です。
つくばエクスプレスは、秋葉原までしか行かないため、東京・有楽町・新橋方面へは終点の秋葉原で山手線か京浜東北線に乗り換え、四ツ谷・新宿方面へは秋葉原で総武中央線に乗り換えです。
渋谷に向かう場合は、北千住から千代田線で表参道に行き、銀座線か半蔵門線で渋谷に乗り換えです。

ただし、つくばエクスプレスの定期代はJR線などに比べて割高の印象があります。つくば〜東京駅とJR常磐線の土浦〜東京駅の通勤定期券で比べると、つくばが1か月47,250円に対し、土浦は1か月33,470円とほぼ同じ距離にも関わらず1万円以上の差額になるため、どちらの駅にもアクセスできる場合は、定期券代が会社支給でない場合は常磐線を利用した方がいいかもしれません。

朝の通勤(東京駅9時頃着)

高速バス
つくば号
TX
区間快速
山手線
つくば07:0007:45
浅草08:2508:39
上野08:3008:47
秋葉原08:4408:51
東京08:4508:55
つくばから東京駅への通勤

終電

最終のつくばエクスプレスは、秋葉原23:45発です。それ以降の列車は、途中の守谷止まりになります。

列車名高速バス
つくば号
山手線TX
普通
東京22:3023:32
秋葉原23:3623:45
上野23:40
浅草23:50
つくば23:3500:43
備考つくば行は上野・浅草に停車しません

深夜バス

東京駅から秋葉原乗り継ぎの最終列車が出発した後の時間帯に、高速バス『ミッドナイトつくば号』が設定されています。日中の料金に比べて高めの、大人 2,200円 小人1,100円となりますが、直通で終電後に帰れる交通手段があることは大変心強いです。
※コロナ渦の影響で、当面運休中です。

平日ダイヤ

平日ダイヤ高速バス
ミッドナイトつくば号
高速バス
ミッドナイトつくば号
高速バス
ミッドナイトつくば号
東京23:500:100:30
つくばセンター0:551:151:35
筑波大学1:051:251:45
備考つくば行は上野・浅草に停車しませんつくば行は上野・浅草に停車しませんつくば行は上野・浅草に停車しません
平日深夜ダイヤ

土休日ダイヤ

土休日ダイヤ高速バス
ミッドナイトつくば号
高速バス
ミッドナイトつくば号
東京0:000:30
つくばセンター1:051:35
筑波大学1:151:45
備考つくば行は上野・浅草に停車しませんつくば行は上野・浅草に停車しません
土休日深夜ダイヤ

定期代

【つくばエクスプレス経由】つくば〜東京 秋葉原経由
通勤定期代 1か月47,250円3か月134,680円6か月252,800円
通学定期代(大学) 1か月31,170円3か月88,850円6か月168,350円
通学定期代(高校) 1か月30,940円3か月88,190円6か月167,100円

【高速バスつくば号経由】筑波大学~下広岡〜東京駅
通勤定期代 1か月40,700円3か月109,800円
通学定期代 1か月36,600円3か月98,600円