丹沢周辺（渋沢・秦野・伊勢原）

丹沢周辺エリアとは

神奈川県の西部の丹沢山地は、厚木市から伊勢原市、秦野市、松田町などを経て静岡・山梨両県方面へのエリアを指します。
なかでも、山に近くかつ東京都内方面へ通勤するのにアクセスの便がよい、秦野市〜伊勢原市エリアにこの記事では焦点を当てて記載します。

新宿から小田原を結ぶ小田急小田原線がこのエリアを縦断して走っており、特急料金が必要な小田急ロマンスカーは、日中のはこね号さがみ号の一部が、秦野駅と伊勢原駅に停車するほか、通勤時間帯に運転されるモーニングウェイ号・ホームウェイ号が秦野駅に停車しますが、千代田線（表参道・霞ヶ関方面）へ直通のメトロホームウェイ号は、残念ながら両駅には停車しません

秦野市

秦野市は神奈川の屋根といわれている丹沢山地の麓にあり、丹沢登山へ向かう方々にとっては馴染みの場所です。丹沢の主な登山口の大倉登山口は、秦野市を流れる水無川沿いの秦野戸川公園に隣接してあり、渋沢駅からバスが出ています。
そのほか、ヤビツ峠や大山など、丹沢山地が身近に感じられる土地で、山好きの方々にとっては適地かもしれません。

秦野駅周辺の市街地は、水無川沿いの扇状地にあり、また住宅地も丘陵地帯や丹沢からの扇状地などにあるため、平地は多くなく、坂が多い街です。一方で前述のように丹沢をはじめ、周囲は産地・森林など自然が多い環境です。

秦野はもともとタバコ栽培を中心として発達してきて、日本専売公社の秦野工場もあり栄えてきましたが、現在では工場も撤退し、タバコ栽培はあまり行われていません。現在でも当時の名残で、毎年九月に秦野たばこ祭りが開催されています。

秦野市から相模湾沿いの二宮へは、県道71号秦野二宮線を使って10km程度、神奈川中央交通バスを使っても30分程度で行くことができ、海へのアクセスも悪くない土地です。

伊勢原市

伊勢原市は、丹沢山地の東端の日本遺産にも指定されている大山の麓にあり、大山へ向かう場合は伊勢原駅からバスに乗るので馴染みの場所です。大山の大山阿夫利神社も伊勢原市にあります。

伊勢原市の東端の愛甲石田駅周辺は、隣接する厚木市街地を含めて関東平野の平野部に位置しますが、伊勢原駅周辺は、扇状地と丘陵地帯にあります。

秦野・伊勢原駅から新宿駅・霞が関駅方面へ通勤する

秦野駅・伊勢原駅から都心方向への通勤は、このエリア唯一の鉄道である小田急小田原線を利用する方がほとんどです。
南部の一部エリアでは、バスで小田急線沿いの駅に出るのと、東海道線の平塚駅や二宮駅に出るのが変わらないエリアがあるため、その場合は東海道線経由で通勤することも可能ですが、ここでは小田急線を利用した場合でシュミレーションします。

ほとんどの列車は小田原駅始発のため、秦野・伊勢原駅では座ることが厳しそうですが、座席指定の有料特急ロマンスカー・ホームウェイ号や、各停では一部伊勢原駅始発の列車もあります。ロマンスカーは、通勤時間帯には秦野駅には停車しますが、伊勢原駅に停車する列車はありません。
ロマンスカー(モーニングウェイ・ホームウェイ)の新宿〜秦野間の特急料金は、630円です。

朝の通勤(新宿駅９時頃着)

終電

定期代

秦野-大手町
通勤定期代　1か月23,970円3か月68,320円6か月129,440円
通学定期代(大学)　1か月11,030円3か月31,440円6か月59,570円
通学定期代(高校)　1か月11,030円3か月31,440円6か月59,570円

秦野-新宿
通勤定期代　1か月16,370円3か月46,660円6か月88,400円
通学定期代(大学)　1か月6,810円3か月19,410円6か月36,780円
通学定期代(高校)　1か月6,810円3か月19,410円6か月36,780円

伊勢原-新宿
通勤定期代　1か月15,710円3か月44,780円6か月84,840円
通学定期代(大学)　1か月6,330円3か月18,050円6か月34,190円
通学定期代(高校)　1か月6,330円3か月18,050円6か月34,190円